SUNNY SIDE RIVER

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「目的」と「目標」

 僕の通ってる学部は3年からゼミってのが始まるんですけど、昨日その初授業があって、初の顔合わせでした。一番仲がいい友達が同じゼミになることが分かっていて、そのほかにも何人か知り合いがいたので、かなり気楽に入ることができました。知り合いがいるってやっぱ心強いものです。最初の回なので、簡単な説明と自己紹介の後に、ゼミ長やら合宿係やらを決めたいと先生が言いましたが、誰もその場で立候補しませんでした。


 面倒なことは避けたいって思うのが仕方ないとは自分も思います。誰かやらなきゃいけないよなとも当然思います。そんな状況をみて先生が「去年の末の面接のときは頑張ってくれたのに、授業が始まったら落ち着いちゃったみたいで…」というようなことを言ってました。

 

 新学期前になると大学生の中では、「履修組む時は生き生きしてるけど授業はじまるとサボり始める」みたいなのを耳にすることがあります。昨日起きたことに似ています。こういう風になってしまうのは、目的をどこに置くのかってことがズレてしまっているのかもしれません。もちろんやりたい分野があったり、この先生のところで!ということでゼミを選ぶでしょう。しかしゼミに入りたいということを「目的」に選考に臨んでしまうと、選考を勝ち抜いた時点で終わってしまいます。


 ここで「目的」と「目標」について書いておきたいと思います。これは知り合い方のセミナーを受けたときに聞いて自分なりに納得したものなのですが、「目的」は自分が達成したいことそのもの。短期的なものでも、長期的なものでもいいので自分で設定します。そしてその達成のために何をするのかを、自分の中で考えて項目として挙げるものが「目標」です。


 例えば、今ボウリングをしているとします。「一投でピンをすべて倒す」=「目的」と考えると、「この辺に向かって投げよう、ピンのこの辺に球を当てよう」=「目標」です。その目標をしっかりクリアしていくことによってすべてのピンを倒すという、目的達成となるのです。


 ゼミの話に戻すと、「○○の勉強がしたい」という目的のために、「面接を受けてここのゼミに入る」という目標が設定されているのが本来の形だと思います。必ずしも全員がそこまで考えているかというとそうではないと思います(自分自身この記事を書くことでそのことを再確認しています)が、やはりそのあたりをちゃんと考えていないと学ぶ意欲の欠けた新学期を迎えてしまいますよね。

 

 大学の勉強に限らず、自分のやること何においても目的と目標の関係って重要で、前に書いたセミナーでは目的と目標をしっかり書き出すべきというところまで言っていました。口に出すと良いとか、紙に書いて部屋に貼っておくとかいろんな方法でみんなが挑んでゆく「私が達成したいこと」ですが、これはどうしても自分との戦いになりがちです。目的は明確に、目標は着実にクリアしていくことを意識して過ごせるといろんなことがいい方に動くんじゃないかと思います。